手軽に可愛い動物の顔やハート形などが作れるアイスボックスクッキーにハマっている人が増えています。
簡単に大量に作れるので、クリスマスやバレンタインにも大活躍のアイスボックスクッキーですが、「成形するときどうしても形が崩れてしまう!」ということはありませんか?形が崩れてしまう原因と対処のコツをご紹介します。
アイスボックスクッキーで形が崩れるときは?
アイスボックスクッキーを作っていて形が崩れてしまうことはよくあります。特に丸型の筒状にした場合、生地全体の重みで接地面がイラストのように潰れてしまう場合があります。
これは、アイスボックスクッキーが通常のクッキー生地に比べてバターの比率が多く生地が柔らかいことが大きな原因の一つです。そのため生地がしっかり冷えていないと崩れやすくなります。
動物の顔になるような凝った成形をしている場合などは、思っている以上に作業に時間がかかる場合があります。作業が長くなれば、生地が温まって柔らかくなり形が崩れる原因になります。
また、作業時間だけでなく、作業環境が影響を与える場合もあります。
気温が高い時期だけでなく、冬場でも暖房のガンガンに利いた部屋での作業は、生地がすぐに温まってしまい柔らかくなり過ぎることがあります。
アイスボックスクッキーはしっかりと冷やすことがポイントです。
まめに生地を冷やしながら作業することや、ボールなどに入れた氷水を近くに置いてこまめに手を冷やしながら作業をすることで改善される場合があります。
アイスボックスクッキーで成形のコツは?
成形した時はきちんと出来ていたのに、冷蔵庫で冷やしているうちに形が崩れてしまうという場合もあります。
そのような時は、冷蔵庫に入れず冷凍庫(フリーザー)に入れてみて下さい。フリーザーに入れて短時間で固めてしまうことで変形を防ぐことができます。
すぐに焼く場合はフリーザーに入れたら長時間放置するのではなくカチコチになり過ぎない程度、包丁で切れる程度を目安にして下さい。冷凍庫の設定温度にもよりますが、およそ1時間程度でいい感じになるのではないかと思います。
凍らせすぎてしまった場合や冷凍庫でしばらく保存してから別の日に焼くような場合は、冷蔵庫で少し置くと切りやすくなります。もし冷蔵庫にパーシャル機能が付いているなら利用してみるといいかもしれませんね。
アイスボックスクッキーで円柱の下の部分が崩れるのを防ぐには、冷凍庫に入れる前にもちょっとしたコツがあります。
①ラップで包んだ筒状にした生地の上に、アルミホイルを更に2重にして巻く。
②ラップなどの芯の筒の部分に入れる。なければ薄い紙を何回転かきつめに巻く。
冷凍庫で急速冷凍し、十分冷やしたのに上手くいかなかったという方はぜひ試してみて下さい。
ただ、人によっては、ラップの芯に合わせて生地を入れ込むのに結構手間がかかって大変いう場合がありますし、紙をまいても形が崩れてしまうという事もあります。
結局は、「形成」→「冷やす」→生地が固い内にラップごと転がして「手直し」、そしてまた「冷やす」という手間暇と愛情をかけてあげるのが一番のコツなのかもしれません。
アイスボックスクッキー成形で四角の場合は?
アイスボックスで四角を綺麗に成形したい場合は、直角をキッチリ作る事が見栄えを良くするポイントです。
生地を延ばす時は、適当に延ばすのではなく割りばしなどを利用し、生地の両端に置いて厚さを均等にすることが大切です。
市松模様にする場合も、それぞれのパーツを作る時に適当に生地を延ばさず、生地の厚さや棒状にした時の太さなどをキッチリ合わせると綺麗に仕上がります。
巻いた時に継ぎ目の部分に穴があいてしまうことがあるので、巻く前に卵白を薄く塗っておくと予防になります。
巻く時のポイントは巻き始めをギュッとしっかり巻いて、巻終わったら全体を転がして巻終わりを馴染ませます。
冷凍庫で適度に固めてから切れ味良い包丁で切ると角が美しいカットができます。
手直しする際は、まだ固い内にまな板やプラスチックの板の上で、板状のまっすぐな物で縦横を数回挟んで形を整え、また冷蔵庫で冷やします。
歪みがあるところはカットしてしまいましょう。カットして余った生地は丸めればマーブルクッキーになります。
まとめ
ちょっとした違いで、何故か上手にできない事もあれば、逆に綺麗に仕上がることもあります。ご紹介したコツがお役に立てることを願っています。
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