ひな祭りや子供の日にちらしずしを作るお家は多いと思いますが、ちらしずしを作り過ぎてしまったり、残ってしまった時はどうしていますか?
ちらしずしの保存期間や保存方法、冷凍できるかについてご紹介しています。
ちらしずしの残りがカチカチに…
ちらしずしを作り過ぎてしまい、冷蔵庫に入れておいて次の日に食べようと思ったらカチカチになってしまっていたという事はよくあります。
これは、ご飯のでんぷん質の劣化を早める温度が2~3℃だという事に関係しています。冷蔵庫の温度が丁度その位なので、ご飯を冷蔵庫で保存するとゴチゴチに硬くなってしまうのはそのためです。
そんなカチカチになった酢飯を、作りたての時ように戻す方法があります。それは、固くなったちらしずしをレンジにかけてあたため、もう一度合わせ酢をまぜてさまします。そうすると、ふっくらとしたご飯に戻りますよ。
また、甘辛く煮た油揚げに、白ゴマや揚げの煮汁などを混ぜ合わせて詰めて「いなりずし」にアレンジすれば更に美味しく頂けますよ。
寿司飯の残りの保存方法と期間は?
寿司飯は酢が入っているので菌の繁殖は他のご飯より抑えられ常温でも保存できますが、それでもやはり適切に保存しないと痛んでしまいます。
お寿司屋さんではシャリ専用の保温用おひつがありますが普通の家庭にはそのようなものはありません。
家庭での保存方法は、お刺身などの生ものが入っている場合は寿司飯とは別に保存します。
生ものは冷蔵庫に入れ、余った寿司飯は寿司桶に入れ、キッチンペーパーを軽く湿らせたものを被せてその上からラップをして直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管します。
このようにすれば涼しい時期であれば保存期間は、次の日のお昼頃までなら大丈夫でしょう。
心配なら、ラップをした上に更に新聞紙で包み、野菜室で保存すると良いでしょう。また、ラップをする際は、ムレ防止用に数カ所、穴を開けておきましょう。
ちらしずしの残りは冷凍保存できる?
業務用と違い家庭用冷凍庫ではやや味が落ちますが、生ものを別にすれば家庭でもちらしずしの残りを冷凍保存できます。
また、こんにゃくが入っている場合は出来れば取り除いた方が食べる時に美味しく頂けます。こんにゃくは冷凍すると弾力が増し肉のような食感になってしまします。好みですので気にされない方はそのままでも大丈夫です。
食べる時は自然解凍でもレンジでチンでもOKです。蒸すか、レンジで温めれば、蒸し寿司のようになって美味しいですよ。保存の際は、タッパーなどの密閉容器に入れて冷凍保存されるか、ラップに小分けに包んでフリーザーバッグに入れ、空気を十分抜いてから保存しましょう。
まとめ
せっかく作ったちらしずしも適切な保存をしないと時間がたつと痛んだり、おいしくなくなってしまいます。
少しの手間でパサパサになるのを防ぐ事が出来ますので是非参考にしてみて下さい。
また、作り過ぎた時は早めに冷凍すると安心です。忙しい時や今日は何にもないなと言うときに、冷凍しておいたちらしずしを解凍して、うどんでも付ければ立派なうどん定食の出来上がりです。
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