自家製の手作り梅ジュースが上手くできたけど、その後は…?出来上がった梅シロップの正しい保存方法や保存容器や保存期間についてご紹介します。
梅シロップの保存方法は?
梅シロップが上手く出来上がったら、長期保存が出来るように最後の仕上げをしましょう。
ここをしっかりやっておくかおかないかで、せっかく作った梅シロップの運命が決まってしまうと言っても過言ではありませんので、最後まで手を抜かないように参りましょう。
作った梅シロップを短期間で飲み切ってしまうのなら、梅ジュースを加熱せずに保存してもいいのですが、もし、1ヶ月以上保存するのであれば、保存する前に一度沸騰させる方いいでしょう。
梅シロップを保存する前に煮る事でカビ発生を防ぐことができます。
梅シロップから梅の実を取り出したら、梅シロップを布などでこして不純物を取り除き、梅シロップのみを沸騰しないように弱火(80℃ぐらい)で15分くらい火にかけます。
梅ジュースの保存容器にペットボトルは使える?
煮沸した梅ジュースを、煮沸消毒又は、アルコール消毒した清潔な保存ビンなどの保存容器に移し、冷蔵庫又は、直射日光の当たらない冷暗所で保存します。
手作りの梅ジュースを保存する際は、何度も蓋をあけると酸素が入り、痛みの原因や酸化して味が落ちる原因になってしまうので、梅シロップを長期保存するなら、大きい保存容器に入れるより小さい密閉出来るビンなどの保存容器に小分けにした方がいいかもしれませんね。
そこで、ペットボトルが活躍します。
梅ジュースの酸は、クエン酸とリンゴ酸で強い酸ではないので、異常に発酵させてしまうような高温での長期保存などをしない限り大概は大丈夫でしょう。
ただ、ペットボトルで保存する際は、ちょっとしたコツがありますのでご紹介します。
【梅ジュースをペットボトル容器で保存する際のコツ!】
梅ジュースをペットボトル容器で保存する時のコツは、「地洗い」をすることです!
「地洗い」(じあらい)とは聞き慣れない言葉かもしれませんね。いったいなんでしょう・・・?
地洗いとは
日本料理の技法で、出汁や煮物などを別の容器に移し替える際、保存をよくするため、 先に容器に少量の出汁や煮汁を入れて容器を洗ってから、すべてを移し替えることです。
梅ジュースをペットボトル容器で保存する時にもこの「地洗い」をすれば梅ジュースの保存が良くなります。
① 煮沸した梅ジュースをしっかり冷ましたら、清潔にしたペットボトルの中に梅シロップを少量だけ入れて蓋を上下に振ってペットボトルの中身をしっかりゆすぎます。ペットボトルの中身を少量の梅シロップで十分ゆすいだら、その梅シロップは捨てます。
② ペットボトルを地洗いしたら、容器に残りの梅シロップを移して冷蔵庫に保存します。小分けにしたペットボトルが沢山ある場合は、冷凍保存することもできます。
梅ジュースの保存期間はいつまで?
さて、無事に自家製手作り梅ジュースの保存が出来ました。
ところで、手作り梅ジュースの保存期間はいつまでなのか気になりますよね。
これについてはそのご家庭の考え方があり、それぞれなので難しいところですが…
一般的な基準としての目安を言うなら、加熱処理をして、砂糖などをキッチリ使っていて、完全に密閉保存出来ているのであれば冷蔵庫で1年くらいと言われています。
もし、保存状態がよろしくないようなら半年くらいが目安です。
何度も蓋をあけた密閉されていない状態では酸化が進みますので出来るだけ早めに飲み切ることをおすすめします。
しかし、保存状態はそれぞれのご家庭で違いますので、これはあくまで、一般的な目安です。
中には、数年ものを飲んでいるという人もいますし、中には、梅酒のように年数が経っている方が、独特のトロミが出て濃厚で美味しいという方もおられます。
家では1年以置いた事はありませんが、梅シロップを1年以上置くと梅酒のように少し発酵した味になり、それを水やソーダで割って飲むのが美味なのだそうです。

1年以上保存したものを飲むかどうか悩んだ時に飲めるかどうかの目安をご紹介しておきます。
(あくまで目安です。自己責任でお願いしますね。)
ステップ2 匂いを嗅いでみて「嫌な臭い」がしなかったか?
ステップ3 表面に「カビ」が生えていないか?
ステップ4 少し舐めてみて、「しびれるような感じ」はなかったか?
以上の4ステップを全てクリアしているなら、飲める可能性は高いと言えそうです。
(何度もしつこいかもですが、あくまでも目安です。)

もし、試してみようと思った時は、
最初に試す時には一度にたくさん飲まず、
まずは、少しだけ飲んでみて、
飲んでから4時間ぐらいは注意して様子をみて…
と少しずつ試してみることをおすすめします。
少しでも変だなと思った時は、もったいないですが、あきらめて飲まない勇気も必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自家製梅ジュースの保存方法、保存容器、保存期間についてお伝えしました。
最後に、もう一つ注意点があります。
保存作業で使うボウルやお玉などの調理器具などを使用する際にも、しっかり熱湯消毒又はアルコール消毒をしてから使用するようにして下さいね。
ここに雑菌が付いていたら元も子もなくなってしまいますのでお気を付け下さいね。
参考になれば幸いです。
コメント
大変ためになりました。
来年も、がんばります。
有り難う御座いました
豊田さん、こんにちは。
ブログをご覧になって下さり、また、うれしいコメントを下さいまして、こちらこそありがとうございます。
少しでも参考にしていただけて良かったです。
豊田さんのコメントに励まされて、私も、少しでもお役に立てる記事を書いていけるようにがんばります。
毎日暑い日が続いていますので、こんな時こそ梅パワーが期待できますね。
おいしい梅ジュースを堪能してくださいね。
ありがとうございました。