いびきには2種類ある?原因は?睡眠時無呼吸症候群でうるさい!止まるのは…

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たかが、いびき!されど、いびき!

「いびき」について色々調べてみると、自分自身のことはもちろん、家族、パートナーのイビキにとても苦しんでいる人が、こんなにもたくさんいるのかと驚かされます。

イビキにまつわる悩み事を抱えた人のお悩み相談の中には、

  • 「イビキで離婚を考えている人」
  • 「ダンナのイビキのうるささに殺意が湧いている人」

など危機的な状況の方もいて、とても尋常ではない様子が伺えます。

そんな困った「イビキ」ですが、いびきは、ただうるさいだけではありません!

その背後には、放っておくとキケンな場合があることをご存知でしょうか?

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いびきには2種類ある?!

ところで、「なぜ、いびきをかくのでしょうか?」

まずは、イビキの正体が何かというと、睡眠中に発せられる「呼吸の雑音」のことです。

「イビキをかく」という状態は、睡眠中に全身の筋肉が緩むことにより、重力で落ち込んだ舌が気道を狭くするので、狭くなった気道を空気が通るときに振動が起きている状態です。

仰向けで寝た姿勢は、立っている姿勢よりも更に気道が狭くなります。

だから、寝ている時にイビキがおこりやすくなります。

イビキの種類を大きく分けると2種類があります。

「単純性いびき」「睡眠時無呼吸を伴ういびき」です。

単純性いびき
風邪や花粉症などによる鼻づまりや鼻炎によるイビキ。

ストレスや疲労によるイビキ。 飲酒や喫煙が要因になったイビキ。 など。 単純性のいびきは、原因が取り除かれると、イビキは解消されます。

睡眠時無呼吸を伴ういびき

睡眠時無呼吸を伴ういびきの特徴は、睡眠中に、他人から指摘されるほどの大きないびきで、途中、呼吸が止まりそうになる「低呼吸状態」 又は、一定時間、呼吸が停止してしまう「無呼吸状態」が何度も繰り返される「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の状態が常日頃からあります。

睡眠時に無呼吸状態が続くと、どうしても眠りが浅くなってしまうので、日中に強い眠気や疲労感を感じることが多くなり、記憶力や集中力の低下から、思わぬ事故や交通事故などを起こしやすくなってしまいます。

また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、放置すると更に悪化し、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気を引き起こす危険性があります。

睡眠時に、1時間に5回以上、無呼吸状態が続くようなら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがありますので、早い段階で一度、専門外来などで医師の診察を受けることをおすすめします。

いびきの原因は?

「いびきの原因」について調べてみると、実に様々な要因が挙げられています。

大きく「系統別」に分けてみてると、以下のような要因があります。

  • 喉やアゴなど、体の部位や機能などが関係している場合
  • 肥満や加齢などの肉体的要因が関係している場合
  • 飲酒や喫煙などの外的要因が関係している場合
  • 病気が関係している場合

そして、それらを更に細かく見ていくと、かなり沢山の要因があります。

また、いびきの原因に見られる「属性別」(年代別 性別)についても取り上げてみました。

それでは、それぞれを見ていきましょう!

【いびきの原因:体の部位や機能などが関係している場合!】

いびきの原因:鼻

いびきの原因としてまず思い浮かぶのは、鼻のトラブルではないでしょうか?!

以下のような症状がある時に、いびきの原因になる場合があります。

【鼻に関係する要因で、いびきの原因と成り得るケース】

  • かぜや花粉症などにより引き起こされた鼻づまり
  • 鼻炎、副鼻腔炎
  • 蓄膿症
  • 鼻中隔弯曲(鼻の骨が曲がった状態)

鼻づまり状態になると、呼吸が苦しくなり、どうしても口呼吸になってしまいます。

それは寝ている間も同じです。

口呼吸での睡眠時は、口を開いて寝ている状態です。

寝ている時に口を開けると、空気量は一時的に増加しますが、それを続けていると、気管に直接外気が入ることになるため、粘膜を痛め、炎症を引き起こしてしまいます。

炎症により粘膜組織が肥大化し、気道の詰まりを起こすと、かえって気管を狭くしてしまいます。

すると、また呼吸が苦しくなり、それが「いびき」や「無呼吸症候群」の原因になってしまいます。

いびきの原因:喉

のど(咽頭)の気道が狭くなった時に、いびきの原因になる場合があります。

【喉に関係する要因で、いびきの原因と成り得るケース】

  • のど(咽頭)や気道が狭くなっている場合
  • のどちんこ(口蓋垂)が大きい場合
  • アデノイド(咽頭扁桃)が腫れて肥大した場合

狭くなった場所を空気が通過する時に、のどが振動して音を立て、いびきの原因になることがあります。

特に睡眠時は、のどを支えている筋肉がゆるむことにより更に気道を狭くしてしまいます。

いびきの原因:口やあご

次に、いびきを引き起こす原因で考えられるのは、お口の中やアゴの状態。

【お口とあごに関係する要因で、いびきの原因と成り得るケース】

  • あごが小さい。
  • 舌が大きい。
  • 歯並びが悪い。

人の舌は、普通、上アゴの裏側にくっ付いた状態になっています。

しかし、アゴが小さい、下が大きい、歯並びが悪い(出っ歯)などの場合、舌の置き場所がなくなり、後ろに引っ込んでしまいます。

寝た体勢の場合を考えると、仰向け(上向き)で寝ている時は、下アゴは起きている時よりも重力が働くので、舌は、更に奥へ下がり、気道を狭くする原因となります。

また、「歯並びの悪さ」で特にいびきと関係があるのは、「出っ歯」の方。

出っ歯って、上あごが出ている状態なので、舌の位置とは全く関係ないように思われますよね。

でも、出っ歯の方の多くは、「上アゴが出ている」ように見えているが、実は、「下アゴが小さく引っ込んでいる」場合が多いのだそうです。

上記でも述べていますが、下アゴが小さいと、舌の置場がなくなり、舌が後ろに引っ込んでしまう原因になります。

日本人はもともと、あごが小さい人が多いと言われていますので、いびきに悩まされやすい体質なのかもしれません。

WS000007画像参照:一般社団法人 日本呼吸器学会

【いびきの原因 肉体的要因が関係している場合!】

いびきの原因:加齢・老化による筋肉の衰え

加齢による老化とともに、筋肉も衰えてきます。

加齢による筋肉の衰えは、お腹や太もも等の大きい筋肉のみならず、当然、小さい筋肉群にも影響を及ぼします。

そして、それは、いびきと密接な関係のある、のどにある上気道の筋肉に関しても同様です。

上気道の筋肉が衰えてくると、空気の通り道が狭くなり、いびきの原因になります。

すると、鼻呼吸だけでは酸素が十分に摂取しづらくないってくるので、口呼吸になり更に悪化します。

一般的に筋力は、何もしなければ、25歳を超えた辺りから徐々に衰え始めます。そして、中年に差し掛かかると更に加速し、その後は、どんどん低下の一途をたどっていきます。

若い時には、いびきをかかなかったのに、中年になってからいびきをかくようになったという方は少なくありません。

いびきの原因:体型・骨格
【いびきの原因ー肥満】

肥満と無呼吸症候群(SAS)と深く関係と言われています。

実際に、睡眠時無呼吸症候群の人の中には、内臓脂肪型肥満の人が多いとのデータがあります。

また、いびきをかく肥満の方の中には、ただ単に太っているだけでなく、筋肉の量が多いタイプの方も多くいます。

体重が増えて太ると、アゴ回りや首回りにも脂肪が付きやすくなります。

すると、空気の通り道である上気道が狭くなりやすくなります。

また、肥満になってくると、アゴまわりや首回りだけでなく、舌も太ってきます。

舌が肥大すると、本来収まるべき位置に収まりきれず、のどの奥の方に下がってしまいます。

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舌が喉の奥に下がると、気道が狭くなり、睡眠中に呼吸がくるしくなり、無呼吸症候群や、イビキの原因になります。

【いびきの原因―痩せている】

「いびきをかきやすい体型の人って、ぽっちゃり体型のおデブさんだけでしょ!」と思っている方は少なくないようですが、実は、ファッションモデルの女性のような小顔の人や、痩せている人の中にも、イビキに悩む方は多くいます。

なぜ、痩せている方にも、イビキが多いかというと、それは、顔の骨格と関係しています。

日本人は、“フラットフェイス”と呼ばれるように、顔が薄くて凹凸や奥行きがあまりありません。そして、もともとあごが小さい人が多い。

あごが小さいことが原因で、舌を本来あるべき位置に収めきることができず、その結果、気道を狭くしてしイビキを引き起こす原因になります。

いびきの原因:妊娠

妊娠中、妊婦は体重が増加しやすいので、睡眠時無呼吸症候群になる場合があります。

妊婦が睡眠時無呼吸症候群になると、妊娠高血圧症を引き起こす場合があります。

妊娠高血圧症になると、胎児への酸素供給が不足して発育障害を起こす危険性も高くなるので、妊娠中のいびきには注意が必要です。

ひどい場合は、早めに医師に相談しましょう。

いびきの原因:女性ホルモン

「いびき」と「女性ホルモン」なんて全く関係のないことのように思いますが、実は、かなり深い関わりがあります。

「いびきをかく」というのは、「男性」のイメージが強いですが、もちろん、「女性」でいびきに悩んでいる方は多くいます。

特に、中高年以上の「今まではイビキをかかなかった」という女性も、更年期前後頃から、突然いびきをかき始めるという方は少なくありません。

そして、年配になってから、女性がいびきをかき始める原因として考えられるのが、「女性ホルモンの減少!」があります。

女性ホルモン(プロゲステロン)には、空気の通り道である気道を支える「上気道開大筋」という筋肉を活性化させるという働きがあります。

しかし、女性は年齢を重ねるごとに女性ホルモン(プロゲステロン)の分泌が減っていきます。

閉経すると更に女性ホルモンの分泌量が減少します。

女性ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が減少すると、上気道開大筋の筋肉も衰えてきます。

気道を支える筋肉が衰えると、気道が狭くなり、イビキに繋がるというわけです。

いびきの原因:遺伝

家族にいびきが酷い人がいると、もしかして自分も…と心配になりますよね。

そして、「いびきは遺伝するのか?」ということも気になります。

でも、安心して下さい。結論的には、「いびきは遺伝しません!」

その理由は、いびきは、上気道が狭まることによって起こるものだからです。

この上気道が狭くなる原因というのは、人によって様々ですが、いずれにしても、遺伝が原因というよりも、鼻づまりだったり、肥満だったり、後天的な何らかのことが原因になっています。

但し、「いびき」と「遺伝」の間には、直接的な関係はなくても、間接的な接点がないわけではありません。

例えば、いびきをかきやすいアゴの小さい骨格の作りが似ることや、肥満体質などが影響を及ぼす場合はあります。

また、遺伝とは違いますが、いびきをかきやすい生活環境が引き継がれやすいという場合もあります。

いびきの原因 外的要因が関係している場合!

いびきの原因:疲れ・疲労・不安・ストレス
  • 仕事やがキツイ!休みが取れない!
  • 仕事や家庭でのトラブルが多発!
  • 離婚や別れ!
  • 引っ越しや新しいことを始めなどの大きな環境の変化!

…などなど

日常生活を送る上で、想像以上の疲労や不安などのストレスがかかることが続くと、カラダは、ストレスで緊張した筋肉を弛緩しようとするので気道が狭くなります。

人は、ストレスを感じている状態では、呼吸が浅くなり、口呼吸になりがちになります。

口呼吸が続くと、のどの粘膜が炎症をおこし気道をせまくするので、更に呼吸がしにくくなり、イビキを引き起こす原因になります。

いびきの原因:乾燥

いびきにとって「乾燥」は大敵です!

寝室の湿度は、「いびき」と密接な関係があります。

エアコンなどをつけっぱなしなどで、寝室が乾燥していると、のどや鼻の粘膜が炎症を起こし、鼻づまりからイビキの原因になります。

また、空気が乾燥すると、口呼吸になりやすく、更に、いびきを悪化させまます。

安眠に適している湿度は、50~60%程度だと言われています。

インフルエンザなどのウィルスは、湿度が40%を切ると活発になることを考えても、のどや鼻の粘膜を守るという観点からも、乾燥し過ぎはよろしくありません。

ただし、加湿のし過ぎは、カビを繁殖させてしまうので、できれば、湿度計などを使い、適度な湿度を保つことが大切と言えます。

いびきの原因:お酒 飲酒

飲酒をすると通常よりも筋肉が緩み、気道がより狭くます。

また、体がアルコールを分解するためには、大量の酸素を必要しますので口呼吸呼吸が増えます。

すると、気道には大きな負担がかかりやすく、また、空気抵抗により粘膜が震えやすくなりイビキの原因になります。

いびきの原因:喫煙 たばこ

たばこを吸う人と吸わない人を比較すると、喫煙者は、非喫煙者よりも、いびきをかく人が2.29倍多く、さらに、たばこを吸う量が多い人程、イビキもかきやすかったというデータがあります。

たばこと、イビキの関係は、はっきりと証明はされていませんが、一説では、ニコチンの影響で、鼻づまりを起こしやすくなっているのではないか言われています。

いずれにしても、たばこを吸うと、喉の粘膜に悪影響を及ぼすことは確かなので、のどの粘膜が炎症し、イビキに繋がりやすいということは間違いないでしょう!

いびきの原因:枕

一般的には、高い枕で寝るといびきをかくので、低い枕の方が良いということが言われています。

その理由は、高い枕を敷いて寝ると、アゴが引けてしまい気道を圧迫するため、いびきの原因になってしまうことがあります。

それでは、「枕は低ければ良いのか」と言えば、そうとは言い切れません!

実は、枕が低すぎると、これまた、いびきの原因になります。

ある実験では、整形外科で、いびきをかきにくい高さに調整した枕の高さから、わざと低くしてみるとイビキをかき始め、また、元のちょうど良い高さに戻すとイビキが止まったという結果があります。

枕の高さは、人それぞれ好みがありますが、「理想の高さ」に調整することでいびきの改善に繋がる可能性が高まります。

「自分にとっての理想的な枕の高さ」を見つける方法!

①自然な姿勢で布団に(ベッド)寝ころびます。

②バスタオルなどを折りたたんで高さを出して、頭の下に敷きます。

この時に、目線がまっすぐ真上を向いた状態よりも、「少しだけ下に向くような状態」になる高さに調整します。

この高さが、あなたにとって理想的な枕の高さになります。

いびきの原因:寝相

ある研究では、入眠時の姿勢は約5割が仰向け(仰臥位)、4割が横向き(側臥位)、残り1割が、うつ伏せで寝ると報告しています。

しかし、睡眠中ずっと同じ姿勢でいるわけではなく、1時間に約2回ほど寝返りをうつと言われています。

そして、天井を向いて眠る仰向け状態の睡眠(仰臥位睡眠)が、いびきや睡眠時無呼吸を起こす寝相であることがわかっています。

いびきの原因:運動

有酸素運動などの持久力が必要な運動が不足すると、いびきや睡眠時無呼吸症候群に繋がることがあります。

毎日20分程度でも、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を取り入れましょう!

また、いびきの根本原因 “舌根沈下” を防ぐ、「舌の運動」をすることも効果的です。

舌は筋肉の塊なので運動すれば強くなります!

ウォーキングをしながら、 “舌根沈下” を防ぐ、「舌の運動」を取り入れれば、一石二鳥ですね!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

イビキの原因は本当に様々ですが、大きく分けると、「単純性いびき」「睡眠時無呼吸を伴ういびき」の2種類がありました。

「単純性いびき」の方であれば、原因が解消されれば症状も治まるので、さほど問題はなさそうでが、「睡眠時無呼吸を伴ういびき」の場合は、重篤な病気を引き起こす危険性がありますので、たかがイビキと高をくくらず、早い段階で一度、専門外来などで医師に相談することをおすすめします。

 

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